2007/05/09
止まっちゃったシステム
その四「そしてあの音は消えた」

「なんかですね、サーバのハードディスクがいっぱいになっちゃってたらしいです」
「ほうそうか。で、それは直るのか?」
まったく、グダグダしてないで早く片付けろよ…とでもいうように、課長はめんどくさそうに言いました。こちらに向き直る気すらないようです。
まるで自分は関係ないとでもいうように。
「もちろん、すぐに直してもらいます」
「おぅ、早くしろよ」
「はい、なので早くお願いします」
「は?」
いぶかしげな顔をして、チラリとこちらを見る課長。
「ですから、ハードディスクの容量がいっぱいなので、不要なファイルを削除して、空きを作らなきゃいけないんです」
「おぅ、じゃあそうしろよ」
まだ、この人ってば気づいちゃくれません。
「はい、ですからあの課長? いっぱいいっぱいハードディスク使ってますよね?」
「あ? 知らんぞわしは。なんでわしがサーバとかいうのを使ってることになっとるんだ」
「えと、あの、なんかデジカメの写真データとかをかなり大量に保存してたりしてないですか?」
「あ? んなもん、いつも使ってる書類用のフォルダに入れとるだけで、サーバなんかわしゃ知らん」
なんでこの人はこれでも気づいてくれないんでしょうか。
「だからそれが、サーバ上にあるフォルダなんですよ!!」
「………、へ?」
1分ほど沈黙が訪れました。
課長の顔が、見る見る青ざめていくのがわかります。
今の今まで、こちらをしっかと見据えていたはずの視線が、どこを見るでもなくふらふらとさまよいはじめています。
「そ…、そーなの?」
課長の問いかけにコクリとうなずくボク。
「じゃあ、今日の騒ぎっつーのは、全部ワシのせいなの?」
課長の問いかけにコクリとうなずくボク。
「あー、えっとあの…。ぜ、全部消してくれていいから。練習で撮った奴をとりあえず置いといただけだから、うん」
課長の提案にコクリとうなずくボク。
この日を境として、カシュカシュカシュカシュカシュカシュ…というシャッター音を、会社で耳にすることはなくなりました。
果たして発表会は無事に乗り切ることができたのか。それは神のみぞ知る…なのです。
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個人でサーバの容量すべて使えちゃう環境自体が
問題のような気がするのですが。。。
ぴのこ |2007/05/10
ぴのこさん
まあまあ。この連載いつもこうですから。
黒男 |2007/05/10
皆さん、どうもはじめましてMr.ダンボールと申します。
ついでではありますが会社の社長に部長が業務中にカメラをいっじてた事と、サーバーの原因を直訴して降格、左遷するようにすればいいと思います。
Mr.ダンボール |2007/05/11
意外と小さいベンチャー企業とかだと、平気でサーバの全容量つかえたりしますよ・・・
世の中管理がしっかりしてる会社ばっかじゃないもんです。
管理がしっかりしてる会社に勤めてる人間にとっては信じられないかもしれませんが・・・
じゅで |2007/05/17