2007/03/14
バージョンアップで艱難辛苦
その四「これで終わるとほっとして…」

時刻はただいま午前7時。
夜を徹してのバージョンアップ作業も、残り1台となりました。目の前でヴィーンとCD-ROMを読み込んでるコイツが作業終了となれば、それですべてが完了したことになるのです。
「やった、やったぞー」
半分呆けた頭の中で、そんな風に勝利の雄叫びをあげるボク。
そろそろ誰かが出社してきてもおかしくない時間ではありますが、なんとか朝の始業時間には間に合わせることができたようです。
『ほっとしたら、なんか眠くなってきちゃったなぁ』
どうせ後はインストーラまかせだし、と思う気持ちもあって、ズンズン重くなるまぶたがどうにも支えきれません。
うつら…うつら…。ぐー…ぐー…ぐー…。
目を閉じてほんの数秒経つか経たないか、そんな間に、ボクは眠りに落ちていったのでした。
「あー!! なに人のパソコンをいじってんすか!!」
突然の大声が、気持ちのよいまどろみをぶち壊してくれました。「ななな、なに!? なに!?」とあわてて顔をあげるボク。目の前には後輩くんの姿があり、時計を見るとすでに8時をまわっています。
『あ、そういえば最後にやってたのは、確かコイツの席だった』
パソコンを見ると、インストーラはすでにその作業を終えていました。いつの間にか寝ちゃってたんだなぁ…と思いながら、インストーラの終了画面を閉じて、はいゴメンよと席を立つボク。
そしたらですね、後輩くんが、さらに追い打ちをかけてきたんです。
「勝手にいじんないでくださいよ、まったくもう!!」…と。
…ちょっと、カチンときました。
「勝手にじゃないよ。アナウンス出してただろー、ウイルス対策ソフトのバージョンアップしますって」
「そもそも、その言い方なんだよ? ボクだってたいへんだったんだぞ、一晩中なぁ~…」
堰を切ったようにグチグチと不平不満を言い立てるボク。珍しく優勢です。
…とそこへ、「あれっ?」と先輩の声。
「なに、一晩中そのバージョンアップとかいうのをしてたわけ?」
「そんなの1台1台まわるんじゃなくて、ネットワーク経由でメディアを共有させてやりゃ、あっという間に終わったんじゃねーの?」
……あ。
あんぐり口を開けたまま、ボクの時間は止まってしまいました。
後輩くんに「どいてくださいよ」と脇へ追いやられても、「早く自分の席に行けよ」と先輩に言われても、しばらくの間、ボクはそこで放心し続けることになったのです。
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きたみ先生、おはようございます。
私もパソコンの事まったく知らない状態で
電算事業部に送り込まれた経験を持つものです。
今回の経験も有りな私。
脳みそが疲れてくると
「今自分はどこにいて何をしてるんだっけ?」
と一時的な記憶喪失におちちゃいます(笑)
クリマロ |2007/03/15