2007/01/17
シス担の年末年始
その四「共有できない想い」

「なんだよやっとかよ、いちいちやることが遅えんだよ」
「ったく、誰かさんのせいで、1年のスタートがすっかり遅くなっちゃったなぁ」
「たかが電源ボタン押したくらいで、なにをひと仕事終えたみたいな顔しとるんだバカモンが」
『え? え? えええ~~~!?』
サーバが無事起動したことに心底ほっとして、その気持ちそのままに「起動しました!!」とはずむ声で報告をしたボク。
そのボクに向けられた声は、どれもこれも辛辣なものばかりでした。
『こんなに不安だったのに!?』
『ちょっとくらい一緒に喜んでくれても!?』
口が大きく開いたまま固まっているボクの前を、後輩がフンと鼻を鳴らしながら抜けていきます。
先輩は席についたかと思うと、これみよがしに右手を突き出して、ポチリとパソコンの電源ボタンを押しました。そしてフンと鼻息ひとつ。
課長は…、あれ? 課長がいない。
「…たく、なぁ」
ボクの背後から、課長の声が聞こえてきました。すわと振り返ると、あまりにもその顔が至近距離だったもんで、一瞬心臓が止まりかけました。
「…ったく、電源ボタンを押すなんぞ、誰でもできることだろうに。なんでそんなのをこんなシス担にさせにゃいかんのか…ブツブツブツ」
『えええええ!!』
『そ、そんなことアンタが言っちゃうのぉぉぉ!!!』
だったら素直に有休を使わせてくれりゃよかったのに。そしたらボクだって、年末に温泉番組を見るだけじゃなくて、ちゃんと本物の白くあたたかな湯につつまれて、ぷひゃーと息抜きできたのに…。
つい2~3分前に「これで今日は無事帰れる」と喜んだアノ気持ち。それは誰にも理解されないままかき消され、やっぱりボクは「報われない」と新年早々、泣き濡れることになったのでありました…とさ。
とほほほほ。
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っていうか...これってどう考えても年末の段階でキチンと危険性を説明してなかったシス担が悪いよなあ...
無事起動したから「とほほ」で済んでるけど、トラブルの危険性を理解していながらキチンと説明してなくて、本当にトラブった場合なんて言うつもりなんだろう?
危険性を一人で抱えといて「共有できない」もないもんだ。
もう少し、「システム担当者」が共感できる内容になるのかと思っていたので正直がっかりです。今後に期待しています。
システム屋 |2007/01/17
まあ、でもこの会社環境では、たとえ年末に危険性を訴えていてもどうにもならなかったと思います。
正月休暇の間に調べて対処しとけ、当然休暇返上。になるのがオチでは。
シス担のために、コンピュータ関連雑誌も買ってやらない会社ですから。
ところで、この後なんかオチがありそうな気もするんですが…。
nuclear |2007/01/18
危険性の説明してないシス担も理解してない周りも悪いですな。最も危険性とリスク回避の説明しても1円も出してくれない経営者の多い事・・・。
用水路 |2007/01/21
いや、会社がなにもしてくれなくても最低限自分の保身はせにゃなりません。危険性と、わかる限りの対処を伝えて、判断は上司に投げないと。それがサラリーマンです。(別に馬鹿にしてるわけじゃなくて、組織である以上、そうしてもらわないと上司も困るんです。本来は。)一円も出してもらわなくていいんで、責任の所在ははっきりさせろよ、と。
まあ、この会社の場合、それが出来る様な人はシス担に任命しないでしょうけど(笑)
サラリーマンは |2007/01/24
きたみさんの漫画は反面教師的な題材が多いと思います。
他人の不幸は蜜の味・・・ではありませんが、そういう楽しみ方でいいんじゃないでしょうか。
この漫画の内容の対策は皆さんはもう重々承知されてるようですし。
(むしろその対策がこの後のオチ(締め)だったとしたら・・・)
ITじゃない人 |2007/01/25