2007/01/10
シス担の年末年始
その三「審判の日はキマセリ」

あっという間に年は明け、いよいよサーバの電源を再投入する日がやってきました。
まだ少々いつもよりヒト気の少ない駅を抜けながら、胸はドキドキ、胃はシクシク。
もしこれがうまくいかなかった場合、それこそ機械的な不良かなにか出ちゃった場合、はたしてボクの今日1日のスケジュールはどうなっちゃうんだろう。
そんなことを考えると、思わず回れ右をして帰りたくなる自分がいます。
でも、当然そんなわけにはいきません。
こうしてボクは年明け初日の出社日に、ドキドキしながらサーバの前に陣取って、まさに今、震える手でもって電源を入れようとしているのでした。
「おう、お前正月休みにどこ行った~?」
「ボクはスキーに行ってきましたよアハハハハ」
「ワシはなぁ…ガハハハ」
周囲からは、実にのんびりとした声が聞こえてきます。
こちらの緊張などどこ吹く風。ほんとすばらしく対照的。
「おい、まだかよ、早くしろよ~」
そんな声が聞こえたのとほぼ時を同じくして、ボクの右手はポチッと電源ボタンを押しきりました。
ブブッ…というくぐもった音の後、ヒューンと聞こえてくる冷却ファンの音。カリコリコリとHDDの音がそれに続き、やがて見覚えのある画面が、ディスプレイに映し出されてきます。
「よかった、とりあえずハード的に問題が出ることはないみたいだ」
そうしてそのまま、ボクはサービスの起動する様子をじっと眺めます。背後からは、相変わらず緊張感のない声がやいのやいのと聞こえていました。
そしてさらに5分が過ぎ。
「サーバ、無事に起動しました~」
皆の方を振り返って、そう告げるボク。
その表情は、安堵の笑みを満面にたたえたものだった…というのは、もはや言うまでもありません。
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