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ABO:形成外科医 亀井さくらの健康クリニック

形成外科医 亀井さくらの健康クリニック

 健康診断で必ず測るのが、ご存じ「血圧」です。血圧とは、血管の内圧のことで、一般には動脈の内圧のことを指します。心臓が収縮して全身に血液を送り出す時(収縮期)と、拡張して血液を取り込む時(拡張期)の2つに分けて表され、最高血圧が収縮期血圧、最低血圧が拡張期の血圧となります。

 年齢などの個人差はありますが、通常は2回以上の血圧測定で最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mmHg以上ある時は高血圧症としての治療が必要となります。

 高血圧は、原因の明らかでない「本態性高血圧」が80~90%を占めると言われています。高血圧を起こす病気はいくつかあるのですが、現在の医療では、実際にはほとんど原因がつかめていないのが現状です。

 また、本来は正常血圧なのに、白衣を着た医師や看護師に血圧を測ってもらうと一時的に血圧が上昇する「白衣高血圧」という特殊なものも存在します。もちろん、それでも一時的とはいえ急激に血圧が上昇しているのは事実ですから、白衣高血圧だからといって安心はできません。それに、最近ではこれが高血圧の前段階であるという報告もあります。白衣高血圧の予防としては、血圧の自己測定を行って自分の血圧の変動をよく知ることが大事です。

 最近では、家電量販店などでも手軽に血圧計を入手できる時代です。ぜひ、少しでも高血圧の疑いがある人は、「マイ血圧計」を用意して、自己測定を行なうことをお勧めします。

 もちろん、そのほかによく言われているような肥満解消、減塩食などの自己管理、イライラや興奮を抑える努力をするなども効果的です。

 一方、低血圧の場合も見ておきましょう。低血圧は、最高血圧が100mmHg以下の状態です(最低血圧は無関係です)。低血圧も、病気によって起こるものと原因不明のものがあります。なお、よく「低血圧だから朝起きるのが辛い」という人がいますが、これは医学的に根拠はないと言われています。ただし、疲れが取れにくいなどの症状は出るようです。

 高血圧、低血圧ともに、軽症のうちは食事療法や運動療法で治療することが可能です。重症になると薬による治療が必要となるので、ぜひ、血圧の自己測定や生活の見直しで血圧のコントロールは可能であることは知っておきましょう。

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