ABO:ファイナンシャルプランナー山田章子のマネー相談室

ファイナンシャルプランナー 山田章子のマネー相談室

 先週から貯蓄に関する話題で「まずはお給料の3か月分を目標に余裕資金を準備しましょう」というお話をさせていただきました。もちろん、この金額は人それぞれでしょう。そして、一生懸命貯めた余裕資金は1円たりとも減らしたくないと考える人もいれば、日々の生活のために切り崩す必要のない余裕資金なのだから、多少のリスクがあっても大きく増やしたいと考える方もいるでしょう。

 これは、お金に対する価値観や考え方の違いですから、どちらが正しい選択とは言い切れません。

 今週から数回にわたり、余裕資金を100万円と仮定して、「絶対減らしたくない!」という人向けの「安全運用法」と、「少々のリスクがあっても増やしたい!」という人向けの「積極投資法」を、それぞれいくつか挙げていきたいと思います。今回は、このブログの編集担当者からも強い要望のあった安全運用法から……。

 今日現在、大手都市銀行で100万円を預けた場合の1年もの定期預金金利は0.35%です。ところが、インターネット専業銀行やインターネットを利用したネットバンキングを利用すると2倍近い預金金利を受け取ることも可能となります。私もいくつかのネット専業銀行へ取材等でお邪魔した経験がありますが、ここはデスクとパソコンが並んでいるだけの一般企業のオフィスそのもの。「ここが銀行?」と不思議な気持ちになりますが、それもそのはず。口座開設やローンの申し込みはネットと書類の郵送で完結し、お金の入出金はコンビニエンスストアなどのATMが窓口となるため、銀行へ来店する必要がありません。そのため、窓口も接客室がないのです。

 一般の銀行は主要駅ごとに支店を設け、そこにいるたくさんの行員を教育する手間が必要です。ネット専業銀行はこうした手間や予算が必要ないのですから、当然、経費は大幅に節減できます。それを預金者に金利や安い手数料という形で還元してくれるのがネット専業銀行の特徴といえるでしょう。

 最近は、支店を持つ都市銀行や信託銀行でもネットバンキングのシステムを取り入れ、その活用を預金者に勧めています。銀行側にとっては、これも経費節減のためではありますが、預金金利を上乗せしてくれたり、各種手数料が割引されているなど、利用者にとっても活用のメリットは大きなもの。なかには、当行・他行に関わらず振り込み手数料を無料(※1)にしている銀行もあります。

 今回は預金金利の高さで選んだ金融機関と、それらと比較する意味で郵便局の預金金利を一覧にしてみました。サービスを検証して、あなたにあった預金先をもう一度検討してみてください。

(※1)たとえば、新生銀行は他行あての場合、ネット振込みで月5回まで無料、オリックス信託銀行は他行あて月2回まで無料となっている

100万円を預けた場合の預金金利比較表
※ネットバンク用金利(2007年5月15日現在)
普通預金(%)定期預金(%)
1年
2年
オリックス信託銀行0.10.75
1.00
ソニー銀行0.30.657
0.805
イーバンク銀行0.350.67
0.76
ジャパンネット銀行0.350.65
0.75
郵便局0.210.35
0.35

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