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ファイナンシャルプランナー 山田章子のマネー相談室

2007/04/17

各種金融商品
利回り8%超もあり!? 債券って何?

 最近テレビCMなどでもよく見かけるのが、個人向け国債や、高利回りの外国債券、毎月分配型のアノ人気投資信託「グローバルソブリン」などです。これらの共通点は、すべて債券で運用されているということ。今回は、何かと見聞きすることが増えてきた債券投資の魅力と注意点を考えてみましょう。

 まず、債券とは…。

 簡単に言うと、投資家からお金を借りるために発行する借用書のようなものです。債券にはいろいろな種類があり、その仕組みも複雑です。解説本などを読んでも分かりづらい人は、自分(投資家)は「金貸し」だと考えて読み進むと、債券の仕組みを理解しやすくなると思います。

 債権について、簡単に説明しておきましょう。まず、債券を発行しているのは、国や地方自治体、企業などで、国が発行するものを国債(外国債)、地方が発行するものは地方債、企業が発行するものを社債と呼び、投資家は「月払い」や「年払い」あるいは「満期時にまとめて」というかたちで、いくらかの利金(利子)を受け取ることができます。そして、貸した(投資した)元本は、最後にまとめて返してもらうことができるのです。

 この利回りや満期までの期日、一口あたりの投資額は、債券によって異なります。一般的には信用度の高い債券は利回りが低く、信用度が低いと利回りは高くなります。信用できない人には、よほどのメリットがないとお金を貸せないですものね。
 また、現在日本政府が個人向けに発行する個人向け国債は、10年満期の変動タイプで年0.9%程度の利率になっています。一方、南アフリカのランドで運用する債券(発行体はアジア開発銀行など)は、年利8%超というタイプもあります。

 この2つの債券を比較すると、まず利率の差に目がいってしまいますが、内容をもう少し検証してみましょう。

 まず、日本の個人向け国債は「変動型」。要するに、金利に連動する仕組みで、利率は半年置きに見直されます。日銀による利上げが続けば、利率も高くなりますが、利下げが行なわれても最低利率は維持されますので元本割れをおこす心配はありません。また、1万円から投資でき、途中で解約する場合も基本的に元本は保証されているという安心感があります。

 一方、南アフリカのランド債は、利率が固定型。最初に決められた利率が満期までずっと継続する仕組みです。年間8%超など利率はいいのですが、ランド建てであることに注意が必要です。最初に円をランドに交換し、最後にランドを円に戻すため為替差益や差損が生じるからです。現在は、1南アフリカランド(ZAR)が17円程度ですが、対円為替レートが13円台半ばまで円高に向かえば、元本は20%も減少してしまうことになります。また、途中で売却する場合は、実勢価格にて証券会社に引き取ってもらうことになりますので、元本は保証されません。

 南アフリカはダイヤモンドや金といった豊富な資源を持つ国です。また、2010年にはFIFAワールドカップも開催されます。これに向けて経済も好調に推移していますので、投資対象として興味深いものがあります。しかし、為替リスクや地政学的リスクなども念頭において、投資額は自分の許容範囲に留めておくことが重要でしょう。これは他国への投資や他の投資型金融商品にも共通することです。
 できれば、安全だけど利回りの少ないもの(個人向け国債や定期預金)と、リスクとリターンを見込めるもの(投資信託や株式、外国債券など)に分散投資しておきたいものですね。

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