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ABO:ファイナンシャルプランナー山田章子のマネー相談室

ファイナンシャルプランナー 山田章子のマネー相談室

 |  2006年12月  |  次へ>


 今年も残すところ1週間。
 仕事納めに忘年会、新年の準備と慌しいことと思います。

 すでにボーナスを受け取り、旅行やショッピングの楽しい計画を立てられている方も多いことでしょう。そんなワクワクした気持ちに水を注すようで申し訳ないのですが、今回は平均貯蓄額についてのお話。あなたは冬のボーナスの何%を貯蓄にまわす予定ですか? また、他の家庭ではどのくらい貯蓄にまわしているのでしょう?

 ズバリ、ボーナスからの貯蓄割合は平均で27%という結果に!
 およそ4分の1にあたる金額が貯蓄されているのです。

 これは、金融広報中央委員会が行なった今年の家計調査の結果で、ボーナスなど臨時収入からどれだけ貯蓄ができたかを世論調査で集計した数値。ちなみに年間の手取り収入からの貯蓄割合は13%程度という結果が出ています。

 さて、次に気になるのがその貯蓄額でしょう。先と同じ家計調査で、全世帯の平均貯蓄額(平均値)は1440万円という結果になりました。この数字を見て「そんなに多いの?」と、目を疑われた方もいらっしゃるかもしれませんが、これは全世帯の中でも「貯蓄保有者のみ」を基準にしたもの。さらに、ごく一部の資産家が平均値を吊り上げているため、実質的な平均を大きく上回っています。実際は各家庭を貯蓄額ごとに並べ、その中央にあたる家庭の貯蓄額(中央値)が762万円。さらに、貯蓄がない家庭や住宅ローンなどの負債を抱えている家庭を含めると、その中央値は419万円へと減少します。

 我が家の貯蓄額と比較してみていかがでしょう…?

 これは20代のシングルから70代まで幅広い世代を対象にした調査のため、どれを貯蓄額の目安ととるかは、年齢や各家庭のおかれている状況によって異なると思います。でも、われわれの世代は医学の進歩で人生100年というのも当たり前の時代。さらには少子高齢化が進み、頼りにしていた年金さえ満足な受給を期待できないことが想定されています。働ける期間は人生のわずか半分しかないのですから、稼いだお金は大切に育みたいですよね。
 この年末年始はライフイベントと合わせて、マネー計画にも少し真面目に取り組んでみてはいかがでしょう。

 それでは、また来年!
 皆様、良いお年をお迎えくださいませ。


 自民党税制調査会の大綱によると、先週お話していた株式投資の譲渡益にかかわる税率は、もう1年引き伸ばされることになりそうです。譲渡益課税は2008年末まで、配当は2009年3月まで10%の軽減税率が続行されます。
 個人的には、引き伸ばしのメリットはフィフティーフィフティーかな…と考えています。特に証券税制の優遇措置は、廃止と共に「株価が下がる」との不安とリスクが市場に付きまとうため、終わらせるものは予定どおり終わらせて新しいステージを歩むことも必要なのではないでしょうか。
 結局、税率が本来の20%に是正されたところで、マーケット全体に大きな影響を及ぼすとは考えにくいのですし…。

 ところで、株式市場では税金対策のための「売り」が、この時期に毎年心配されます。平均株価の上昇で、ここ数年は、株で利益を得た人が多かったため、少しでも支払う税金を抑えたいと「株価が下がっている銘柄を売り」、利益と相殺しようとする投資家が増えたためです。ところが、今年はライブドアショックの影響もあり、新興銘柄を中心にアクティブに売買を繰り返した個人投資家はほとんどが株式投資で利益を得られていないのが実情です。そのため、税金対策の売り圧力を心配する声はほとんど聞かれません。

 ところが、損をした1年だからこそ「損益通算」や「譲渡損失の繰越控除」といった税のメリットをもう一度考えて頂きたいと思うのです。

 損益通算とは、いくつかの証券会社に口座を設けて取引を行なっている人が、一方の口座では利益があり、もう一方の口座では損をしているといった場合に双方の利益と損失を合算できる制度です。
 損失控除は、簡単な確定申告で今年の損失を提出しておくことで、来年以降3年間で得た譲渡益から、今年の損失分を相殺できるという制度。いずれの場合も、一度株式を売却し、損益を明確にして確定申告を行なうことが条件となります。

 要するに「損をした年だからこそ、いったん損失を確定しておき、来年以降の利益に対する節税対策を今のうちに準備しておこう」ということ。

 この場合、一度売却した銘柄は「将来性」をもう一度、見極めてみましょう。自信が持てれば、売却した翌日に新たに買いなおしてもよし! 他に有望な銘柄があれば、これを機に選別しなおすのも1つの方法です。
 証券口座も、年末の大掃除の時期です。いるもの、いらないものを、もう一度見直し、スッキリした気持ちで来年以降に備えていきたいものです。


 株価が低迷していた2003年、これまで預金に偏っていた個人の金融資産を株式市場へ向かわせようと、政府は株式投資で得た利益に対する税率を10%へ軽減することを取り決めました。これは、2007年末までの時限的な特例で、2008年以降は20%に引き上げられることに決められていました。
 そう、この期限が来年いっぱいで終了してしまうのです。
 そこで今、税制調査会では、この優遇措置を予定通り廃止するのか、それとも何らかの形で特例を継続させるのかが話し合われています。

 投資家の皆様なら、譲渡益の税率がアップすることよりも、もっと気がかりなのが特例措置の廃止による株価への影響だと思います。
 10万円の利益に対し、これまでは1万円しか税金を徴収されなかったのに、これが2万円に引き上げられるわけですから、確かに税率が引き上げられれば株式投資による利益は減ります。中には、2007年度中に株式を売却してしまおうと考える人もいるでしょう。そのため、来年の株式市場には期待ができないという声も聞かれるようになってきました。

 私が携わるマネー雑誌各社の新春号からも、譲渡益課税の見直しによる株式市場への影響についてのコメントや取材依頼が増えています。

 ただ、結論から言えば、この影響は軽微だと考えています。
 もともと、今回の特例は個人投資家を対象にしたもので、株価へ大きな影響を与える大口投資家(法人や外国の機関投資家)は、これまでも本業の利益と合算する仕組みでそれぞれの税率を収めてきました。
 その一方で、個人の譲渡益は他の収入と合算されない「申告分離課税」に一本化されています。要するに本業で50%近い税金を納めているお金持ちも、他に収入のない学生も、株で得た利益からは同じ税率で税金を徴収されているのです。預金よりも投資への比率の高い資産家に有利だということから「金持ち優遇税制」との声もこれまでは聞こえてきましたが、これが幸いし、株価へ大きな影響を与える大口資金が株式市場から遠ざかるとは考えられない状況です。

 さらに、自民党の税制調査会では、現在、特例期間中に購入した株式においては、2008年以降も10%の税率で売却できるなどの新たな特例を設けることも検討されています。今年は世界株高に取り残された日本市場ですが、ここへきて大企業のボーナスが過去最高を更新し、やっと私たち消費者にも景気の恩恵がめぐってきたと実感している方も多いはずです。この資金は消費関連や不動産市場へと向かいそうですので、来年はこのあたりの銘柄を中心に株式市場も賑わいをみせるのではないでしょうか。


 アスキービジネスオンラインをご覧の皆様、はじめまして! ファイナンシャル・プランナー(FP)の山田章子です。ファイナンシャル・プランナーという職業には馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはお客様のライフプラン上の夢や希望、目標を成就させるため、資金計画や運用面でのお手伝いをするのがお仕事です。このブログでは、生活を快適にするための生活術から運用手段まで幅広く、マネーとの付き合い方を皆様と一緒に考えていきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 さて、初回は…

 「お金はお金が大好き」というお話です。

 よくお金持ちがトクをする世の中…などと言いますよね?!
 これ、本当なんです。
 たとえば、クレジットカードの特典を見てみましょう。一般カードは年会費が割安ですが、特典も最小限しかつきません。航空会社と提携したカードなら利用したポイント分でマイルを貯めることも可能ですが、このポイントも最小限しか貯蓄されない仕組みです。一方、ゴールドカードになると年会費は割高になるものの、特典内容は大きくパワーアップ! 飛行やショッピングでも、加算されるポイントは増加される仕組みになっています。
 お金持ちほど「マイルで旅行を楽しんでいる」なんて話を聞くのはそのため。たとえば、アメリカン・エキスプレスのプラチナカードは年会費もおよそ9万円と高額ですが、家族会費は無料! 航空チケットを申し込むと無料でアップグレードが行なわれたり、同乗者分のチケットが無料でもう1枚付いてきたり……。こんなスペシャル特典が用意されています。

 ただ、私の知る限り、最初からお金に好かれる体質(お金持ち)だったという人は極わずか。多くの資産家は努力で地位や資産を手に入れていらっしゃいます。
 そんな方々は、みなさん人生にも仕事にも、プライベートを楽しむためにも「計画性を持って行動されている」のが特徴です。
 実は、この「計画性」が、お金と上手に付き合うためにも重要なポイントとなります。「何年後にこんな家を買う」「定年までにこれだけの資産を築く」というように目標を設定し、その夢をかなえるためには綿密な計画が必要となります。計画が立ったら、次はその計画を遂行するための努力と実行が必要ですよね? 実行しなければ、成功も幸せも手に入りませんから。

 夢なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、実行なき者は成功なし、成功なき者は幸福なし! これは、学生時代にアルバイト先で毎朝唱えさせられていた社訓ですが、今でも挫けそうになったり、あきらめそうになったとき、自分に唱える呪文となっています。

 まずは、目標を設定して、それを叶えるための生活術、運用術のヒントをここで学んでいただければと思います。「お金に好かれる体質改善」を目指して、一緒に取り組んでいきませんか?ご意見や感想なども大歓迎です。これからも、よろしくお願いします。



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